声の大きいひとりごと

全ては私の愛ゆえの独断と偏見。

自己肯定感の話

私は親が引くほど自己肯定感が高い。


だからそんな私が弟にかけたくてかけられない言葉をはてブに残したい。




弟よ。

何年も前に言われた[強い]言葉に囚われて、今を卑屈に生きるのをやめてください。

君が言われた[強い]言葉は決して君そのものを表す言葉ではないことを知ってください。


「ブス」も「うるさい」も「邪魔」も全て君を表す言葉ではなく、ただただそれを発した人間がどう感じたかという感想に過ぎない事を知ってください。


「ブス」という言葉は決して「(君の顔が)ブス」という意味ではありません。

「(私はあなたの顔を)ブス(だと思います)」という意味です。


だからこの言葉に対して抱く感情は「ふーん」だけでいいのです。

君に投げかけられる全ての言葉は感想でしかなく、君の価値を決めるものは一つもありません。


大事にすべき言葉は、大事な人間から言われた言葉だけですし、君にとって大事な人間は君に[強い]言葉をぶつけはしません。


言葉を文字通り追うのをやめてください。

ただの文字の羅列に傷つき、卑屈になり、自分をその[強い]言葉に合わせて生きるのをやめてください。


なりたい自分を見てください。


君が「優しい」こと、君が「気を遣いすぎる」こと、君はまだ何も「伝えていない」こと、お姉ちゃんは知っています。


君は「うるさくない」から、もっと声をあげてください。


「口を閉ざして」「いうことをきく」のをやめてください。


君はもう黙って耐える以外のことが出来る。

学校に行きたくないと暴れなくていい。


いつだって、なんだって出来る。

どこにでもいける。


大人の顔色を伺わなくったっていいんだよ。

大丈夫。

君の心配をするフリをして「一般常識」や「みんなの平均値」を押し付けてくる大人はみんな君より先に死ぬ。未来を作るのは君や私たちだ。


思い立ったが吉日だから。

明日でも、1時間後でも、1秒後でもいい。

君が言いたくなったタイミングで、周りに伝えてください。


何がしたいのか、何をしたくないのか。

何が好きなのか、何が嫌いなのか。


わからないなら考えてください。

なにもしなくてもいいから、考えることをやめないでください。

 


そして忘れないでください。

君のコンプレックスを刺激し続ける優秀な姉も死にたかったことを。

ずっとずっと死にたくて、遺書を書いたことも刃物を己に向けたことも一度や二度ではありません。


みんなみんな死にたい夜を越えて、死ねなかった朝を迎えているのです。


人生は苦しい事の繰り返しで、今の苦しみを越えたところで新しい苦しみが生まれます。自分ではコントロールできないまま。


だからどうか自分でコントロールできる部分をコントロールしてください。する努力をやめないでください。



私と君は2人っきりの姉弟だから、


君が幸せになることだけを願っています。



20歳になる弟へ。

もう子供ではない弟へ。