声の大きいひとりごと

全ては私の愛ゆえの独断と偏見。

エヴァの話


エヴァ良かったー!って言ってる人は地に足つけてちゃんと自分の人生やってる人だよ。


私は全然いいと思えなくて、それをずっとなんでかなーと思って、一ミリも泣けなかった自分はエヴァを理解していないだけなのかと思ったけど違った。


私はシンジくんに自分を重ねて、ダメなやつでも、自分から前に進もうとしなくても、カヲルくんみたいに手を差し伸べてくれたり、アスカみたいに手を引いてくれたりするのを待ってた。


そういうシンジくんを見て、救われていた。救われた気になってた。


だから今回みたいにシンジくんが自分から進んで自分で答えを見つけて自分で責任を取って。


そういう当たり前の、そういう普通の、よくある話になってしまったことで、私は1人取り残されて呆然としていたっていうのが正しい気がする。


もう寄り添ってくれない。


アニメに救いを求めても意味がないよって言われた。


さよならって手を離されて、私1人だけどうしようもない自分を抱えている。


二度と見れないと思う。


もっともっと酷い目にあって、どうしようもなくガキで、登場人物全員大人にならないでほしかった。自分の欲のために、それだけのために生きて生きて死んでほしかった。エゴの塊でいてほしかった。


みんな大人だった。

誰かのために生きて綺麗に死んでいった。


自分がそうなれないこと、そうなれていないことだけ突き付けられた。


エヴァに求めていたものを返してもらえなかった。



私だけがあの頃のまま、汚いまま、誰のためでもなく自分のためだけに膝を抱えている。