声の大きいひとりごと

全ては私の愛ゆえの独断と偏見。

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今週のお題「卒業」


卒業式がなくなってしまったから、本当なら式で言おうと思っていたことを。


私はずっと男を追いかけたり追いかけられたりしていた気がする。


別れた男ばっかりだけど。


たくさんたくさん遊んでくれてありがとう。


今の私を作った人もいたけれど、最後はどうにも思い出したくないくらい惨めな最後だった。


私はもう男から言われる可愛いを素直に受け取ることは出来ないし、パーソナルスペースもおかしいし、無意識に媚びでしまう女々しさを備えてしまったけれど、それと引き換えに、誰とでも話せる朗らかさと、貴方たちが褒めてくれた笑顔と、自己肯定感を手に入れた。


男を取っ替え引っ替えする私を見捨てないでいてくれた友達。

卒業式もなくなっちゃったしもう会えないかもしれないけど、でも、4年間住んでも全く愛着の湧かなかったあの土地に住んで良かったなって思えるのは君に会えたからだって言いたい。

考え方は真逆だし、人を小馬鹿にしたような物言いに呆れて腹が立った事もまああったけど。

それでもあんなことがあっても私とずっと仲良くしてくれた君には感謝してもしきれない。


君がいたからずっと楽しかったんだよ。



私はもう二度とあの土地に行かないし、あの土地で出会った人も二度と合わない人がほとんどだと思う。


それでもそこには私にとってかけがえのない時間と、出会いがあった。



私の学生生活が終わる。