声の大きいひとりごと

全ては私の愛ゆえの独断と偏見。

私は多分結婚しないし、絶対に子どもは産まない。生まれることは罪だし、人類は滅びて然るべきだと思う。

でも、私がそう思っているこの瞬間にも新しい命は生まれていて、今育ってる子達がいる。


そういう子たちに明るい未来を見せることが義務だとも思う。


昔から、今が一番可愛いとか今が一番楽しいとか言われるのが嫌で嫌でたまらなかった。


そう言われていた頃、じゃあ今死んだ方がいいじゃん。今もお前らが言うほど楽しくないし辛いことも苦しいことも山ほどあるわって思ってた。


早く結婚しないと、男がいらないなら出世しないと。男と同じくらい稼がないと。


女のままでは人間扱いもしてもらえない。

女のままだと女という道具にされる。


ランドセルを背負っていた頃から、ずっと、ずっと、男ならしなくていい心配をして、男なら浴びせられない視線を浴びてきた。


私は、男になりたかったわけじゃない。

ただ、人間になりたかった。


男女平等の話をするとき、女の立場が不利だとわかった上で、男の立場を女の立場に下げて「ほら、男女平等ってこういうことだぞ」ってニヤニヤ言う大人が、男が、人間が憎かった。


そんな世の中でどうやって子どもに「大人は楽しいよ」って言えたんだろう。


お金があるとか、自由だとか、そういうことじゃなくて、もっと明るい未来が待ってるよって、どうやったら言えるんだろう。


私は「君たちの向かっていく未来は明るいよ」って言い切ってあげたい。だから死ななくてもいいよって、未来はもっと楽しいから、今は今に集中していいんだよって。


日々の辛さとか忙しなさに殺されて、流されて生きていくけど、でも私ずっと思ってるよ。


そうやって今の子どもに言うことで、あのとき死にたかった、死のうとした自分も救ってあげたい。




たとえ今の自分が助からなくても、救われなくても、10年後、20年後のために。